東京貿易グループの未来のはなしをしよう!~「育児時短」×「全員経営の精神」のリアル~
東京貿易グループでは、広報部が東京貿易ホールディングスの社長である坪内さんとグループの社員のみなさんをミーティングにお招きし、
定期的に東京貿易グループの未来のはなしをしています。
今回は、お子様の育児による時短勤務中の社員2名とご対談いただきました。
経営軸である「全員経営の精神」とお二人の働き方である「時短勤務」は、一見相反するものに感じられますが、
東京貿易ホールディングスのお仕事を通じて、お二人はどのようにキャリアを築いているのでしょうか。
そして、会社が目指す未来とは?
東京貿易グループのリアルな“働き方”をお届けします!
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PROFILE
まやさん -Maya-
2009年にTBM(東京貿易機械)に総務系の業務担当として入社。
現在は、TBグローバルテクノロジーズ㈱(以下TBG)の人事総務グループで教育・研修関連、広報、など多岐に渡る業務を担当。2人の子供の産休・育休をとり、2021年に復職。
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PROFILE
みほさん -Miho-
東京貿易ホールディングス㈱(以下TBH)に、2016年に入社。
数年後に上の子の産休にはいり、途中6か月復職し、2人目のお子さんの産休後、2022年に職場復帰。現在は、経営推進室で各事業会社の予算・実績など数字の管理、会議体の運営、社長の多岐に渡る補佐業務を担当。
時短勤務・育児を通じて見えてきた、今の仕事への向き合い方
お二人は今、育児中ということで時短勤務されていますが、どのように働き方が変わりましたか?
まやさん : まず時間の使い方が明らかに変わりました。オシリの時間が決まっているので、どの仕事に優先順位を置いてやるのか考えています。いかに時間を捻出するのか。たとえばスポットで予定にはなかった仕事の依頼が来た時、予定していた仕事の時間を延長することでカバーするということができなくなったので、私のもっている時間の中でどういう風にやりくりするのかをより考えるようになりました。時短勤務になる前は、仕事する時間を延長して解決しようとする傾向があったように感じます。
また、同じ仕事でもこうやったらもっと時間を捻出できるのではないか、と考えて工夫するようになりました。
持っている時間の中で取捨選択を迫られる中で、この作業は無駄なのではと思ったり、 この仕事は好きだなとか、こういう仕事をやりたいなど、本当に自分のしたい仕事や大切にしたいことが浮き彫りになってきたように思います。
それはこれからの、まやさんのキャリアプランにも影響を与えそうですね?
まやさん : そうですね。もともと、やりたいキャリアの方向はもっていたのですが、こういう働き方をしたい、会社の中でこういう役割を果たしたい、という軸が自分の中に通った感じです。
みほさんは、いかがですか?
みほさん : 時短以前もだらだら仕事していたわけではないのですが、「少し残業すればこの仕事が片付く」と残業していました。でも今は時間が決まっているので、その中でできるだけ押し込んでやる、優先順位をちゃんと考える。効率重視で仕事をしています。あと、以前は「自分一人でなんとかしよう」という傾向がありましたが、今は周りの方に助けを求めることができるようになりました。そこは自分で変わったなと思うところです。仲間に頼ることができるのは職場の皆さんが暖かく受け入れてくれるからで、とても感謝しています。
「お母さん」ではなく、「私個人」の成長を実感できる場
育児と仕事のバランスを取りながら、働かれていらっしゃると思うのですが、その際のモチベーションの高め方はありますか?
まやさん : 自分の仕事の目的を意識しています。自分がこれをやることによって誰にどういう貢献ができるか。それを想像できたほうがモチベーションになるので、時短勤務となってからそれをさらに意識するようになりました。あと、時短勤務になり周りの方とのコミュニケ―ションの量がだいぶ減ってしまったので、上司に1on1で定期的に自分の考えを聞いていただける機会があることはモチベーション維持につながっていると思います。
*1on 1ミーティング:部下の成長を目的に行われる上司との1対1のミーティングのこと。プロジェクト遂行などのために、目標や成果を確認する面談とは異なります。
東京貿易グループでは2022年から導入し、社員が上司になんでも話せるという心理的安全性を確保しながら、自ら成長できる職場環境を作ろうとする取り組みです。
みほさん : 今は事業会社さんといろいろな関りをもつ仕事をさせてもらっています。まだまだ私個人では力不足ですが、事業会社・グループの成長のために頑張りたいという目標があることがモチベーションアップにつながります。家では子供が話を聞いてくれない、話が通じないことが多々ありますが(常にかもしれません・・・)、会社に来ると理解してもらえる方と会話ができるので、安心感があります。
まやさん : 家事や育児は基本的に「やって当たり前」。表立って褒められたりすることはあまり多くないかと思いますが、できていないと自己嫌悪で落ち込みます。
「ああ、今日も怒ってしまった」「もっとうまく育児したいのに」とか。できなかったところに気持ちが向きがち。
でも、会社だと良くも悪くもフィードバックがあり、対応したことへの反応がすぐにあったり、見ていただいているなという実感があります。家庭でもよいフィードバックがないわけじゃないんですが、ほんとにこの子のためになってるのか、とか答えがなく悩んでしまうこともあります。
でも会社では求められたことにどれだけ応えられたかがわかりやすいのが良いですね。
坪内さん : 奥さんにフィードバックなんてしようもんなら・・・
まやさん : 喧嘩になるかもしれません(笑)
みほさん : 相談にのってくれて、評価してくれる人。大事です。
納得できる人生に 今のライフステージでやるべきことを精一杯やる
お二人は時短勤務なので、限られた時間の中でできる限りの仕事を詰め込んでるとお話されていました。
そんな中で「全員経営の精神」と聞くと「自分はどうしたらいいのかしら?」という気持ちになるとも思うのですが…
坪内さん : それはね、今はそういうライフステージだと思って自分のできることを精一杯やればいいんですよ。既婚、独身、子供がいる、いない、男とか女とか。すべての人が同じ状態では働けないと思うのですよね。昔のように男性は働く、女性はそれをサポートするというような時代ではなく、今は同等に仕事をしていく環境で子育ての割合が高い人とそうでない人ではまったく同じというわけにはいかない。育児に関わる人はその時期会社の仕事がトーンダウンする、それは仕方がないと思います。子供たちが育っていって、自分達が仕事により専念できるようになればそこで全力を尽くせばいいと。
以前、僕は介護を、それも離れたところに住む親の介護を経験したことがあります。時間もかかりました。
時間の制約の中でベストを尽くす、これは大事ですね。すべての人が同じ時間働かないと「全員経営の精神」にそぐわない、ということではないです。
自分の人生を振り返った時、「仕事は一生懸命がんばったけど、子供については悔いが残る」というのはまったくいいことではない。
自分が納得できる人生、後悔がないよう、子育て(している人は)重要だと思いますよ。
パパ・ママ両方が仕事と子育てに携わり、活躍できる会社に
と、うかがいつつ・・・。でもお二人は、働く環境がもっとこうなったらいいな、と思うことってきっとありますよね?
みほさん : TBHは、時短勤務は子供が3歳になるまでなので時短制度の見直しや、また育児・介護をしている人だけでなく、働いている人みんなが働きやすい制度になればいいなあと願っています。
まやさん : TBGでは2017年に小学校未就学まで時短勤務が可能となり、2021年には小学校低学年まで可能とする規程に変更されました。保育園は19時ごろまで預かってもらえますが、小学生の学童はだいたい18時に終わってしまうんです。そうすると小さい子が、その後親が帰ってくるまで一人でいるというのも心配です。その為時短の期間延長を望む声が高まっていたという背景がありました。グループの中の1社が制度を変えたら、これから子育てする世代(ママだけじゃなくてパパもこれからは子育て参加が進むので)が多いところは「今のうちに変えておこう」など早めに手をうっていくのはいいと思います。
みほさん : 今、女性に対しては時短勤務など育児に関して配慮していただいていると思いますが、男性はまだまだ帰りにくい、などあるのかなと感じます。そういうことを感じなくていい雰囲気づくりをしたいです。この会社はパパもママも子育てもしっかりできるんだ、ワークライフバランスがしっかりしている会社なんだという風にしていけるといいなと思います。
坪内さん : いや、おっしゃる通りです!
まやさん : もちろん時短時期も仕事に頑張るんですが、子育ての限られた時期というのはパパもママも同じ。子育てを犠牲にするとか、仕事を犠牲にするとか、というのではなくてパパもママも仕事と子育てを両立できるという雰囲気が大事だと思うんです。たとえば子育ての「こ」は孤育て、孤独の「こ」という人もいて、ママだけ、パパだけが頑張っていると一人が辛くて病んでしまう人もいます。そういう時に家に早く帰ってきてくれて、ごはんを一緒に食べられるとか、それだけでも救われる人はたくさんいます。・・・そういうのが特別でない価値観が会社でできれば・・・。
坪内さん : それは世代でも変わっていくと思いますね。いわゆる古い世代の人は男女の役割分担の中でそだっていて、今の在り方とは全然ちがうと頭ではわかっているけど実際には違和感を持ってしまうという人もいるでしょう。でも会社としてはね、考え方を変えていかなくてはならない、と思います。ただ一方でここは会社なので、どう業績をあげるか?というのは基本。その両立をどう図っていくのか。
私が営業職だったころショックをうけたことがありまして。娘がまだ小さくて、私が朝出ていくときは彼女はまだ寝ていて、帰宅するときはもう寝ているという時期がありました。
ある日、めずらしく彼女が朝起きている時があって、私が出勤するときに「パパ、また来てね!」と大声でいったことがありました。そしたら奥さんが「私は本妻じゃないみたいね」と。(笑)これはさすがにまずいと思い、週に何回かは早く帰るようになったという思い出があります。
今後のキャリアについて
お二人の今後の目標を教えてください。
みほさん : 仕事と家庭の両立を頑張ります。今子育ても過渡期で私自身毎日余裕がないのですが、将来、若い社員の女性が子供持ちたいと思ったときにうちの会社の働き方を見て転職しようかなと思わないでいい環境、自分の後輩が働きやすい環境を作っていきたいです。そうすることで会社に良い人材が集まると思います。会社を良い方向につなげられるようにしたいです。
まやさん : 会社の文化や制度を作れる部署にいるので子育てだけでなく働きかたの選択肢をふやしていけるように提案したいです。社内にはお子さんのいる方もたくさんいるので、キャリアをあきらめないで、こういう働きかたができる、というロールモデルの一つに私もなれればいいなと思います。会社の魅力があがれば、いい人材が安心して働けますし、どんどん人が集まり、サステナブルな企業になっていけると思うので。
坪内さん : 日本はまだまだ男性社会だと思いますね。男女に本来能力の差はない(体力の差はあるかもしれない)です。欧米では男女関係なく仕事することが当たりまえになっていますね。日本もそうなろうと、政府も力をいれていて、上場企業は女性の役員比率や管理職比率、男女の給与格差の開示が求められています。日本は人口減っています。彼女らが力を発揮できる制度、風土をつくらねばと必死です。
お二人にはそういう風土を根付かせるパイオニアとして意見を聞かせていただきたいし、そういう社内活動もしてもらえばいいと思います。歳をとると、自分が体験していないことは言えない。でもその体験がある人は実感がある。会社には結婚している人、いない人、子供がいる人、いない人、子供がいても1人いる人、3人いる人、5人いる人、とすべて条件が違います。そこに必要なのは互いを思いやって助け合う文化です。多様性を認め合って会社の目標を達成しないと。一緒に全員経営の精神でやっていきましょう。
ところでお二人はキャリアアップって考えてますか?
まやさん・みほさん : はい、考えてます。
坪内さん : ぜひ女性にも管理職、経営層、役員を目指してほしい。その中に女性が入らないと多様性が図れず、ものの見方が限られ、会社の成長が止まってしまうと危惧します。今はまだグループで役職についているのは男性が過半数。ぜひ頑張っていただきたい。お二人が、数年後、役職についていたら東京貿易はまた大きく変わっているだろうなと楽しみでもあります。